立憲民主党の田島麻衣子参院議員が、2023年5月30日の参院経済産業委員会で「手当(てあて)」を「てとう」と読んだことが話題となっています。
これは単なる読み間違いなのか、それとも政治家の業界用語なのか、気になった方も多いようです。
そこで業界用語の可能性と、また読み間違いだとしたら田島麻衣子議員の学歴や経歴も気になるところですので、調査しました!
【動画】問題となった「てとう」発言
話題となったのは、岸田首相の長男・翔太郎氏が公邸で親族の忘年会を行った件について追及する中での発言です。
翔太郎氏が6月1日付で首相秘書官を辞職するにあたり、各種手当を返納するのかという質問の中で、田島麻衣子議員は、
「住宅てとう・通勤てとう・期末てとう・退職てとう…」
と発言しました。
通常は当然、「てあて」と読みますので、「てとう??」となった方が多いようです。
「手当」を辞書で調べると読み方は「てあて」のみ
辞書で調べても、「手当」の読み方は「てあて」のみ。「てとう」という読み方は出てきませんでした。
では、田島麻衣子議員の読み間違いなのでしょうか?それとも業界用語のようなものなのでしょうか。
「てとう」は業界用語という情報もあり!霞が関官僚の言い回しか?
まず、国会や政治の世界ではこのような読み方をするのか?と思った方も多いようです。
ただ、田島麻衣子議員の「てとう」発言のあと、岸田首相は、「通勤てあて・住宅てあて、これについてはもともと支給されておりません」などと答弁しています。
また、ネットニュースで『立憲議員、「手当」をまさかの誤読』との題で配信されたことから、
小学生で習う漢字なのに間違えるなんて信じられない
国会議員としての資質を疑う
これまでの人生で手当をもらったことがないのか
といった批判の声が大勢となりました。
一方で、Yahooのコメント欄に、「霞が関官僚の独特の言い回しである」とのコメントがありました。
一般人は知らなくて当然ですが霞が関官僚の方々は通常とは異なる読み方をするケースが多数存在します。
各省庁独特の言い方もあるようですが、「及び」は「きゅうび」、「又は」は「さは(さわではなくsaha)」、「若しくは」は「じゃくしくは(jakusikuha)」など。これは法律文案を作成して最終チェックとして複数担当者で同時に読み上げていき、誤りがないか確認する際に、「又は」を「または(matawa)」と読んでしまうと「又は」を誤ってひらがなで書いてしまったときに聞き手は正しく漢字で書くべきものを漢字で書いているか(送り仮名は正しいか)などの判断ができないため、敢えてこのようにしているものです。
なので手当を「てとう」と読むのは「手当て」と送り仮名をつけているのではなく漢字二文字で「手当」と書いてあると聞き手に伝えるためです。官僚出身でもないが、官僚の言い回しを真似て賢くみせたかったんですかね。
出典:Yahooコメント欄
この情報の真偽は確認中ですが、他の用語についても詳しく記載されているため、信ぴょう性が高いものかもしれません。
たしかに、田島麻衣子議員は、岸田首相が「てあて」と発言しても、再度「てとう」と繰り返しており、「言い間違えた」といった様子ではなく、自信満々な様子にも見受けられます。
このため、
「てとう」は業界用語、つまり「霞が関官僚独特の言い回し」の可能性がある
といえるのではないでしょうか。こちらを裏付ける情報が見つかり次第、追記していきます!
田島麻衣子議員の学歴は高校大学が青学・大学院がオックスフォード
もし仮に、業界用語などではなく、単なる読み間違いだとしたら、田島麻衣子議員の学歴や経歴が気になるところです。
議員になる前までの学歴・経歴を調べたところ、
- 青山学院高等部
- 青山学院大学国際政治経済学部(在学中にワシントン州立大学に留学)
- 新日本監査法人に就職
- オックスフォード大学大学院修士課程修了
- 国連世界食糧計画に勤務(ラオス、アルメニア、エジプト、南アフリカ共和国へ赴任)
このような輝かしい高学歴・ハイキャリアでした!
海外生活も長く経験されているようですが、単純に経歴から見ると、これほどの経歴の方が「手当」を「てあて」と読むことを知らなかったとは考えにくいのではないでしょうか。
まとめ
以上、「手当は「てとう」と読む?霞が関の業界用語の可能性あり!田島議員の学歴も調査」をお送りしました。
結論として、
- 手当の辞書での読み方は「てあて」のみ
- ただし、「てとう」は言い間違いではなく、霞が関官僚内の業界用語の可能性もある
- 田島議員の学歴・経歴は高学歴・ハイキャリア。「てあて」を知らなかったとは考えにくいのではないか
といえます。業界用語の可能性については、裏付ける情報がありましたら追記します!