四塩化一黄酸とはヨットチームの名前！代表者の名前の読みから名付けられた？

5月5日に京都駅で「四塩化一黄酸」と書かれた不審物が発見され、大混乱となりました。

化学物質？テロ？と警戒されましたが、化学物質の名称ではないということが判明。

なんとヨットチームの名前であり、単なる忘れ物というオチだったようです。

それにしてもなぜこの名前なのか、何と読むのか気になりますよね！

今回は「四塩化一黄酸」とはヨットチームの名前と判明した経緯や、代表者の名前の読みから名付けられた？という噂についてまとめました！

四塩化一黄酸とは何？と話題に

5月5日午後４時半ごろ、JR京都駅（湖西線）の車内の網棚に置かれていたリュックサックを乗客が発見。

乗務員に手渡したところ、外側に「四塩化一黄酸」と書かれていたとのことで、不審物では？とのことで警察と消防が対応、運転見合わせなどにより大混乱となりました。

そこで

と話題に。

結局、中身は「衣類」だったそうですが、では「四塩化一黄酸」とは何だったのか気になりますよね。

四塩化一黄酸とはヨットチームの名前！

四塩化一黄酸とは琵琶湖のヨットレースに参加したヨットチームの名前であることが判明しました。

Xで、今回の一件の前日（2024年5月4日）までの期間で「四塩化一黄酸」のワードで検索すると、ヒットしたのは３件。

うち２件は「Gill日本総代理店・株式会社フォーチュン」が投稿しており、

琵琶湖でミドルレースに参加しました。四塩化一黄酸　Y-30SNに乗りました。

四塩化一黄酸のオーナー

という言葉も。

もう一件は、そのオーナーと思われる方の書き込みでした。

Gillというのはイギリスのヨットウェアのブランドであることから、「ヨット関係ではないか？」とまず推察されます。

琵琶湖レースの成績表に「四塩化一黄酸」の名前あり

さらに詳しく調べると、琵琶湖のヨットレースに出場していたヨットチーム名（艇名）に「四塩化一黄酸」があることが判明。

2023年春のO.Y.C CUPという琵琶湖の大会でも２位を獲得している強豪チームのようです。

つまり、

四塩化一黄酸とは琵琶湖のヨットレースにも参加していたヨットチームの名前

であることは間違いないようですね。

それにしてもなぜこんな化学物質みたいな名前にしたのか気になりますよね。

四塩化一黄酸とはヨットチームの代表者の名前の読みから名付けられたか

「四塩化一黄酸」とはヨットチームの代表者の名前から名付けられたのではないか？とネット民に推察されています。

まず、そもそも「四塩化一黄酸」という名称の化学物質名は存在しないそうです。

金沢工業大学の露本教授も「「四塩化一黄酸」は化学物質の名称ではありません」と投稿しています。

「四塩化一黄酸」は化学物質の名称ではありません。

— 露本伊佐男 / Isao Tsuyumoto (@tsuyu2011) May 5, 2024

露本教授は金沢工業大学のバイオ・化学部応用化学科の教授。

ではなぜこの「四塩化一黄酸」というヨットチーム名なのかですが、

ヨットチームの代表者の方のお名前がこの「四（し）塩（しお）化（か）一（いち）黄（お）酸（さん）」という読み方になる

というのが真相のようです。

京都府内でお医者さんをしている方と思われ、おそらくダジャレのような感じで化学物質名っぽい漢字を当て字にしたと思われます。

このヨットチーム関係者が、チームの名前がついたリュック（中身は衣類）をたまたま電車の網棚に忘れてしまった結果、「化学物質名？」と思われて大騒ぎに…ということのよう。

何より危険な化学物質でなくてよかったですが、京都駅混乱や電車の遅れで影響を受けた方にとっては「えー！？」という真相ですよね。

四塩化一黄酸についてネットの声

四塩化一黄酸について、真相が判明するまで、ネットでは考察合戦が繰り広げられました。

など、最初は聞いたこともない物質名について混乱。

その後ヨット関係とわかり、

と非難する声がある一方で、

と擁護する声も。

いずれにしても危険なものではなくてよかったですね…！

まとめ：四塩化一黄酸はヨットチームの名前であり化学物質名ではない

以上、5月5日に話題となった「四塩化一黄酸」についてまとめると、

このような真相と思われます。

人騒がせな…と思う方もいるかもしれませんが、何もなくてよかったですね！