Google利用規約変更メール(2024年5月)同意する方法は?変更点をわかりやすくまとめ

2024年4月に、Googleから「利用規約の変更に関するお知らせ」というメールが届いている方が多いようです。

内容は「2024年5月22日に利用規約を変更することになりましたのでお知らせいたします」というもの。

最近詐欺メールが増えているので、「詐欺ではない?」「同意するにはどうしたらいいの?」といった疑問を持つ方が多いよう。

そこでこのGoogle利用規約変更メールの内容解説と、同意する方法同意しない場合の方法規約の変更点についてわかりやすくご紹介します!

目次

2024年4月中旬頃より、Googleから「利用規約の変更に関するお知らせ」というメールが届いたという声が多数上がっています。

筆者のところにも4月21日に届きました!

差出人は、「Google<no-reply@accounts.google.com>」。

内容は、「2024年5月22日に利用規約を変更することになりましたのでお知らせいたします。」というもの。

こちらは

詐欺メールではなく本物

です!

通常、詐欺メールの場合は個人情報の入力などを求められることが多いですが、こちらはあくまで「お知らせ」なので、そもそも詐欺ではないですね。

しかしちょっと内容がわかりにくいことから、「何が変わるの?」「同意するにはどうしたらいいの?」という声が上がっているよう。

詳しく見ていきましょう。

結論から言うと、2024年5月からのGoogle利用規約変更に同意する方法は「何もしなくて良い」です。

メールの中盤で、

サービスの上記以外のユーザーの場合:
このメールで、最新の利用規約と今後の対応の有無をご確認ください。
新しい利用規約に同意した場合、今後必要となる対応はありません。

とあります。

これが大多数の方に当てはまる部分ですね!

その上の「必要なご対応」という部分がちょっとわかりにくいのですが、簡単に言うと、

  • 日本では13歳未満の子供は保護者の方と一緒にこのメールを読んで対応してください
  • 保護者は子供と一緒に利用規約の変更点を確認してください
  • GoogleWorkspaceの管理者や販売パートナーは、今回の規約変更は既存のGoogle Workspace 契約には影響しないから気にしなくていいですよ

ということのよう。

つまり、これらに当てはまらない人は、

新しい利用規約に同意した場合、今後必要となる対応はなし

で問題ありません。

同意しない場合は自分でアカウント閉鎖

2024年5月からのGoogle利用規約変更に同意しない方法は「自分でGoogleのコンテンツ削除またはアカウントを閉鎖する」です。

Google利用規約変更メールの最後に、

  • ユーザーは新しい規約に同意しない場合自身のコンテンツを削除してサービスの利用を停止するものとします。
  • また、Googleアカウントを閉鎖することにより、罰則を伴うことなく、いつでもGoogleとの関係を終了させることができます

との文言がありますね。

利用規約変更メールより抜粋

簡単に言うと、

もし規約に同意できないなら、コンテンツ削除するか、自分でアカウント閉鎖してね!

ということですね。

規約を遵守できないならサービスを利用できない、逆にいうとサービスを利用するなら規約を守ってねということです。

そこまでして利用規約に絶対に同意しない!という人は、普通はあまりいないと思われますが…

もちろん、規約変更に同意するかどうかは、きちんと規約の変更点を確認した上で判断する必要があります。

以下にわかりやすくまとめましたので、見ていきましょう!

Google利用規約の2024年5月22日の変更点はこちら。

  1. 生成 AI の利用規約
  2. 不正行為に関する説明の明確化
  3. 責任の制限に関する説明の追加
  4. 紛争に関する説明の明確化
  5. Google サービスの仕組みを反映するための変更
  6. 欧州経済領域(EEA)に拠点を置くユーザーの場合のみ:EU および地域の法律に基づく「保証」の法的な概念を理解しやすいように説明文を追加

日本のユーザーに関連する部分は上記1から5ですね。

文章比較ツールで差分を確認しました!

生成AIの利用規約

Google利用規約変更の1点目は「生成 AI の利用規約」です。

「追加利用規約を主たる利用規約に移動し、AI 関連のその他の明確な説明を追加しています」とのこと。

具体的には、

Google サービス内のコンテンツーユーザーのコンテンツ

という部分に、

Google の一部のサービスは、ユーザーによるオリジナル コンテンツの生成を許可しています。Google がそのコンテンツに対する所有権を主張することはありません。

という文言が追加されていました。

不正行為に関する説明の明確化

Google利用規約変更の2点目は「不正行為に関する責任の明確化」です。

「Google サービスのご利用において禁止されている不正行為と妨害行為の例や詳細を追加しています。」とのこと。

具体的には

Googleサービスの使用ーサービスの不正利用の禁止

という部分が追加されており、不正行為や妨害行為の例として

  • フィッシング
  • 偽のレビューなど、偽のアカウントやコンテンツの作成
  • 生成 AI のコンテンツを人間が作成したものであると誤解させる行為
  • 実際には Google のサービスであるのにユーザー(または他のユーザー)のもののように見せるサービスの提供

などが列挙されていました。

詳しくは利用規約をご確認ください

責任の制限に関する説明の追加

Google利用規約変更の3点目は「責任の制限に関する説明の追加」です。

「米国以外のユーザーを対象に、地域の法律や慣習の点から誤解が生じないよう責任の制限と補償の制限のセクションに明確な説明を追加しています。」とのこと。

こちらは

問題または意見の相違がある場合法的責任

の部分で説明が追加されています。

紛争に関する説明の明確化

Google利用規約変更の4点目は「紛争に関する説明の明確化」です。

こちらは

本規約についてユーザーによる Google サービスへのアクセスの一時停止または停止

の部分で、

Google は、次のいずれかに該当する場合、他のいずれの権利も制限することなく、ユーザーによるサービスへのアクセスを一時停止もしくは停止する権利、またはユーザーの Google アカウントを削除する権限を有します。

の「他のいずれの権利も制限することなく」の部分が追加されていました。

Google サービスの仕組みを反映するための変更

Google利用規約変更の5点目は「Google サービスの仕組みを反映するための変更」です。

「Google サービスの仕組みに関する文言を追加し、時間を経て変化した一部の Google サービスのブランド名を変更しています。」とのこと。

具体的には、

ユーザーとGoogleの関係ー幅広い便利なサービスの提供

の中で、デバイスの例として「Google Pixel」が追加されていました。

以上、主な変更点をご紹介しましたが、全文はこちらからご確認ください!

以上、Google利用規約変更メール(2024年5月)について、同意する方法や変更点をお伝えしました。

結論としては、

  • 詐欺メールではない
  • 実際に2024年5月22日にGoogleの規約変更が予定されている
  • 規約の変更点を理解した上で、同意する場合は何もしなくて良い
  • もし同意できない場合は自分でコンテンツ削除またはアカウント閉鎖

ということになります。

同意する場合は何もしなくて良いですが、これを機に規約を確認しておきましょう。

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