2023年8月23日、夏の甲子園大会で、見事優勝した慶応高校野球部。
選手の自主性を重んじた野球を追求し、ここまで成果を出してきた森林貴彦(もりばやしたかひこ)監督に注目が集まっています。
そんな森林貴彦監督の息子(長男)は慶応高校野球部に所属する3年生、森林賢人(もりばやしけんと)さんです。
話題の応援、「もりばやしが足りない」コールの考案者だそうですよ。
そんな息子の森林賢人さんの紹介と野球部に入った理由、そして「もりばやしが足りない」コールの発案の経緯などについてご紹介します!
森林貴彦監督の息子(長男)は慶應高校野球部3年の森林賢人
107年ぶりの甲子園優勝で大いに盛り上がっている慶應高校野球部。
そんな慶應高校野球部の森林貴彦監督は、「森林貴彦監督、妻、息子2人」の4人家族です。
そして長男に当たるのが、
慶應義塾高校3年生・野球部所属の森林賢人(もりばやしけんと)さん
です。
慶應義塾高校野球部のHPでも「外野手」のメンバーとして掲載されています。
笑顔から人の良さが伝わってくる気がしますね!
残念ながら今大会のベンチ入りは果たせませんでしたが、アルプスの応援席で声援を送っている姿が中継でも取り上げられていました。
森林賢人さんのコメントはこちら。
(監督の普段の家での様子は)家にいる時間がすごく少ないので、家の中で一番権力が弱いので、お母さんにたまに怒られたりしているけど、グラウンドでは尊敬できる監督なので、頑張って欲しいです。
(後半の戦いに向けて一言)全然「もりばやしが足りてない」ので、もうちょい点とって、広陵倒して、ベスト8行こうと思います!
このように、森林監督の家での様子などをユーモアたっぷりに話していて、SNSでも「いいキャラ!」などと話題になっていました。
「森林監督の息子さん、コメント100点」
「森林監督の息子なかなか良いキャラしてる」
インタビューの様子から、とても素敵な人柄が伝わってきますよね!
しかし父親が監督である野球部になぜ入ろうと思ったのか、父と息子の関係はどうなのかなど気になりますよね。
そこで、次に父と息子のエピソードを見ていきましょう。
森林貴彦監督の息子・森林賢人が野球部に入った理由は父親への憧れ
慶應高校野球部の森林貴彦監督の息子(長男)である森林賢人(もりばやしけんと)さん。
小学生の頃に父が監督に就任。森林賢人さんも試合に足を運び、監督としての父親の姿に「かっこいいな」「パパが監督をやっているから、慶応で野球をやりたい」と思うようになったそう。
そして中学受験をして「慶應義塾普通部」(偏差値73)に入学。
すごい、優秀!
高校に上がると野球部に入部。森林貴彦監督からは、入部する際に反対されることはなかったそうです。
「息子という立場で、他の部員より厳しくなるかも知れない」と言われたそうですが、森林賢人さんは「やってやろう」と火が付いたそう!
普通なら父親が監督というとやりづらい環境ですが、自ら飛び込むとは、根性がありますよね!また森林監督をとても尊敬していることが伝わってきます。
ただ、入部して投手として歩みだしたもののうまくいかず、外野手へ転向。
そして春の選抜大会では補助員としてレギュラーメンバーに同行しましたが、夏の神奈川大会では残念ながらレギュラー入りは叶いませんでした。
森林貴彦監督からは、
「(父親が監督で)難しいこともあっただろうけど、3年間お疲れさま」
引用:朝日新聞デジタル
との言葉をかけられ、涙したそうです。
「言いたいことがあれば、俺から伝えることもできる」と選手と監督をつなぐ役割も担った、仲間思いな森林賢人さん。
6月に行われた引退試合では、なんと(感謝も込めて)森林監督にパイを投げつけたそう!周りも大いに盛り上がったそうです。
森林賢人さん、とても明るいキャラクターなのでしょうね!
森林賢人は「もりばやしが足りない」コールの発案者
今大会で大流行となった応援、「盛り上がりが足りない」コールですが、慶応高校野球部ではその変化系で「もりばやしが足りない」というコールになっており、話題となっています。
そしてその「もりばやしが足りない」コールを発案したのが、森林賢人さんだそうです!
森林貴彦監督の長男、野球部3年の賢人君の発案によるもので、吹奏楽部が応援に来られなかった神奈川県大会で導入。
出典:NumberWeb
神奈川大会で吹奏楽部が応援に来られない日があり、その日に控えの3年生部員が中心になって、「もりあがり」と「もりばやし」の語呂合わせっぽく取り入れたのが始まりだそうです。
「もりばやしが足りない」コールとその意味は?
慶応高校の応援団による「もりばやしが足りない」コールの歌詞はこちら。
「も、もり、もりば、もりばやしが足りない」
慶応高校ならではのコールで一層盛り上がりますね!
こちらのコール、単に森林監督をいじったものではなく、森林監督が普段あまりにも忙しいので「森林監督が足りない」と感謝の意味が込められているそうです。
森林貴彦監督は、慶應幼稚舎の現役の教諭でもあります。
つまり東京・広尾にある慶應幼稚舎で授業を行った後、午後は慶応高校がある神奈川県横浜市の日吉へ移動して、野球部の指導に当たっているそうです。さらに練習後は監督室で事務作業を行うこともあるそう。
X(Twitter)にも「幼稚舎の授業が終わると東横線で移動している」との情報がありました。
あまりに忙しい森林監督に、「森林さんは一人では足りない」という意味で「もりばやしが足りない」となったのですね!
その忙しさを知るからこそ、アルプスの野球部員は「森林さんは一人では足りないぐらいの仕事量を抱えていて。そういう感謝も込めてます」と口をそろえる。
出典:スポニチアネックス
ちなみに森林貴彦監督はこれに対して、
うちのチームらしくて、いいんじゃないですか
とどこか嬉しそうに語っていたそうですよ。
監督の名前を呼び捨てにできるチームが代表49校の中で何チームあるか、アンケートを取っていただきたいぐらいで。別に僕も許可したわけではないんですけどね
出典:Yahooニュース(サンスポ)
これを息子さんである森林賢人さんが発案したというところに、監督としての父親を尊敬しつつもいじることができる、とても良い親子関係であることが伝わってきますね。
森林貴彦監督の息子は野球部3年の森林賢人!まとめ
以上、「森林貴彦監督の息子は野球部3年の森林賢人!もりばやしが足りないコールを発案」をお送りしました。
- 森林貴彦監督の息子・森林賢人は慶應高校野球部メンバー(外野手)で、甲子園大会のレギュラー入りはしていないがアルプス席で応援
- 父親への憧れから慶応で野球をすることを目指し、中学受験で慶應普通部に入学
- 慶応独自の応援「もりばやしが足りない」コールを発案
これまで監督と選手という立場で頑張ってきた、森林貴彦監督と、息子の森林賢人さん。とても良い親子関係であることが伝わってきました。
優勝、おめでとうございます!