元King&Princeの平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、岸優太さんの3人で結成されたNumber_i(ナンバーアイ)。
そのロゴが盗作なのではないか?と話題になっていますが、ナンバーアイのロゴが「盗作ではない」と言える理由3つを詳しくまとめました!
ナンバーアイのロゴは盗作ではない!
ナンバーアイのロゴがロックバンド「The BONEZ」のロゴの盗作なのではないかと話題になっています。
たしかにパッと見た印象はよく似ていますが、ナンバーアイのロゴが「盗作ではない」と言える理由3つはこちらです。
- そもそも似ているロゴは世の中にたくさんあり、よくあるデザインとも言える
- The BONEZのロゴとはデザインのコンセプトが異なる
- 法律的に見ても「本質的特徴」が異なるので問題ないと考えられる
順番に見ていきましょう!
ナンバーアイのロゴが盗作ではない理由3つ!
それではナンバーアイのロゴが盗作ではないと考えられる理由3つを、順番に見ていきましょう。
そもそも似ているロゴは世の中にたくさんある
ナンバーアイのロゴと似ているものを集めたこのような投稿もありました。
ロゴが似てるって言ってますけど似たようなロゴって沢山ありますよ
何でNumber_iだけごちゃごちゃ言われなきゃいけないんですか?
似た様なロゴ集めてくださってる人がいたのですが ナンバーアイだけじゃないし、もっと似てるのもありますよね?
画像には9つのロゴがあり、一番上の段の真ん中がNumber_i、その右隣が「The BONEZ」のロゴですね。
たしかに他のロゴもパッと見た感じはよく似ていますね
これらが「似ている」と感じる理由としては、
- アルファベットの文字を重ねたようなデザイン(NやMを基盤にIやL、Jを重ねたものが多い)
- アルファベットの書体(フォント)が似ている
- ロゴの下にグループ名やブランド名が入っているものもある
という点が挙げられます。
単純に「①文字を重ねている」という点では、ニューヨークヤンキースのロゴなども有名ですね。
また、「①文字を重ねている」、そして「③下にグループ名・ブランド名」という点では、イブサンローランなども有名です。
そういう意味では
「文字を重ねたようなデザイン」「下にグループ名・ブランド名」という特徴は「よくあるデザイン」
と言え、それだけで盗作とまでは言えないと考えられます。
ただ、よく考えたらThe BONEZのグループ名に「I」は入ってないけど…「NとI」を重ねたものではないということ?
では次にTheBONEZのロゴの意味について見ていきましょう。
The BONEZのロゴとはコンセプトが異なる
それぞれのロゴを詳しく見てみましょう。
The BONEZのロゴは4本の棒でエネルギーの循環をイメージ
The BONEZのロゴの意味を調べたところ、
- 一つの棒がメンバーを意味する
- メンバー4人のステージ上の立ち位置を4本の棒であらわし、重ねたものが「Nロゴ」
- その棒にループする繋がりを持たせることで、あたかもエネルギーが循環する機関のようなデザイン
- これこそがThe BONEZにとっての「歯車・ギア」である
という意味が込められていることがわかりました。
出典はこちら。
新生The BONEZニューロゴ発表!Getstageとのコラボオーディションにて数多くの、そしてクリエイティブに溢れたデザインに大きなインスパイアを受け、ZAX, T$UYO$HI, NAKA, JESSEメンバー全員が自分たちにとっての“歯車・ギア”とは、何が“アイコン”としてアイデンティティを持つのか、をあらためて見つめ、コンセプトメイクした結果、
引用:facebook
“一つの棒がメンバーを意味する。ステージ上の立ち位置を棒であらわし、重ねると通称"Nロゴ"が出来上がった。
その棒にループする繋がりを持たせることで、あたかもエネルギーが循環する機関の様なデザイン、これこそが我らの歯車なのだ”、との強いメッセージをベースとした、The BONEZのニューロゴが完成しました。
もともとは「JESSE and THE BONEZ」という名前でバンドがスタートしたそうですが、
メンバーの一人が2013年9月に脱退し、10月に新たなメンバーが加入したことで、新しい4人のメンバーで「The BONEZ」と名前を改め、それにふさわしいロゴを新しく決めた、という経緯だそうです。
ちなみにロゴは公募でデザインを募っていましたが、先ほどの文章によると、最終的には「公募のデザインにインスパイアを受け、4人がコンセプトメイクした」ということのようですね。
つまり、
新たなメンバー含めた4人=「4本の棒」という点に意味をもたせたもの。
その棒4本でエネルギーが循環するイメージにしたところがポイント
と考えられます。
Number_iのロゴは「I」でもあり「No.1」でもあるのがポイント
Number_iのグループ名の由来(込められた意味)について、生配信では
- 一番を目指すのは何より大切だが、その過程(ファンの人と一緒に過程をどう過ごしていくか)を大事に考えている
- 「ナンバーワン」の「1」という意味でもあるが、オンリーワンの自分という意味での「I」でもある(メンバー一人一人が「Ⅰ」、ファンの人も「I」)
- さらに「アイ」はloveの意味の「愛」でもある
とメンバーが話していました。
それを踏まえてロゴを見ると、
- メンバー一人一人が「I」で、それが三つ並んで縦3本の線になっている
=一人一人がオンリーワン、自分という意味のアルファベット「I」 - ロゴはグループ名に入っている「N」と「I」に真ん中の「O」と右の「.」が加わる
=「No.1」という意味も込められている
ではないかと考えられます。
単なる棒ではなく、一人一人の「I」でもあり、集まるとNo.1になるというところがポイントなのかも!
これを踏まえて再度比較すると、
- The BONEZ:新メンバーを含めた4人=4本の棒でエネルギーの循環をイメージ
- Number_i:3人それぞれの「I」で成り立っていながらも、繋がって「O」と「.」が加わると「No.1」にもなる
という意味で、やはりロゴに込められたコンセプトは違いますよね。
法律的に見ても「本質的特徴」が異なるので問題ないと考えられる
著作権について調べたところ、「似ているかどうか」を判断する基準は
すでにあるものの表現上の本質的特徴を、新しいものからも直接感じられる程度に似ているか
ということなのだそうです。
「類似しているかどうか?」は、判例上、「既存の著作物の表現形式上の本質的特徴部分を、新しい著作物からも直接感得できる程度に類似しているか?」が判断基準とされています。
引用:弁護士法人 咲くやこの花法律事務所
つまり、それぞれのロゴの「本質的特徴」たるものが何なのかが重要ということになりますが、先ほど見たとおり、
- The BONEZ:新メンバーを含めた4人=4本の棒でエネルギーの循環をイメージ
- Number_i:3人それぞれの「I」で成り立っていながらも、繋がって「O」と「.」が加わると「No.1」にもなる
であり、やはり「本質的特徴」は違うので、「盗作とは言えない」のではないかと考えます。
専門家ではないので、あくまで参考程度に考えてくださいね!
たしかに見た感じはよく似ているのですが、込められている意味まで考えると、全然違うものと言えるのではないでしょうか。
11/20追記:両グループから正式発表あり、ロゴの変更なしで合意
(追記)11月20日、Number_iおよびThe BONEZの両グループからロゴに関して正式発表がありました。
Number_iからの発表はこちら。
(一部抜粋)
THE BONEZ様と同様に、Number_iもこだわって制作したロゴに込めた思いは強く、ファンの皆様とともに現行ロゴで歩み始めたいと考えていることをお伝えしました。
その思いをご理解いただき、それぞれのファンの皆様と旗印を、互いに何よりも大切にし続けるという点で共感し、今後も、Number_iのロゴを変更することなく、活動を続けていくことを合意いただきました。
The BONEZからの発表はこちら。
(一部抜粋)
俺たちとBONERが10年以上背負ってきたNロゴと確かに似ているなぁと思った。
だからみんなが不安に思った気持ちもわかるよ、ありがとな!
でもロゴは似ているようで違うものだしそれぞれがそれぞれのロゴにプライドを持って掲げていけば良いんじゃないかな?と思う。
それにThe BONEZを応援してきてくれたBONERなら間違うなんてことないっしょ?
これも何かの縁としてファン同士がお互いの音楽を知るきっかけになったら素敵なことじゃん。
彼らの楽曲が出た際には俺たちもチェックしてみるよ。
素敵すぎるメッセージ!
ということで、ファンを大切に思う両グループの思いが伝わってきますね!
まとめ:ナンバーアイのロゴは盗作ではない
以上、ナンバーアイのロゴが盗作ではないと言える理由3つをご紹介しました。
- そもそも似ているロゴは世の中にたくさんあり、よくあるデザインとも言える
- The BONEZのロゴとはデザインのコンセプトが異なる
- 法律的に見ても「本質的特徴」が異なるので、著作権侵害とは言えないと考えられる
このようなまとめとなります。
どちらのロゴも、メンバーがたくさんたくさん悩んで、思いを込めて決めたものなのでしょうね。
その込められた思いを尊重して、これからの活躍を応援しましょう!