「ジャニーズ性加害当事者の会」の副会長である石丸志門さん。
現在は生活保護を受け、うつ病に苦しんでいると明かしていますが、「元気そう」や「生活保護なのに金髪なのはなぜ?」と思う方もいるようです。
また、かつてはジャニーズ事務所への感謝や賛美を楽しそうに語ってきたことも、今の立場との矛盾を指摘する声もあります。
そこで石丸志門さんが本当に生活保護を受けているのか、なぜ生活保護でも金髪なのか、なぜジャニーズ賛美から一転して性加害を告発したのか、調査しました。
石丸志門が生活保護なのは本当?なぜ?の声
ジャニーズ性加害当事者の会には、世間では「なぜ今更」「お金目当て?」などの厳しい声も挙がっています。
そして「金髪」の印象が強い石丸志門さんにも、SNSでは、
ほんとに生活保護受けてるの?
被害者の会の金髪の人ってなんで生活保護もらってるの?被害者の会の活動とかできるなら働けば
などの声が出ています。
そこで調査したところ、結論から言うと、
石丸志門さんが生活保護と障害年金を受けているのは本当で、原因は性被害によるうつ病とPTSD
ということがわかりました。
まずは石丸志門さんの現在の生活を詳しく見ていきましょう。
石丸志門が生活保護を受けているのは本当で障害者認定も
石丸志門さんは、本人ブログ(2023年6月22日)に掲載された週刊誌インタビューによると、
- 2004年に重度のうつ病になって障害者認定を申請
- 2006年から障害年金も支給されている
- この2年半は生活保護を受給している
という状況だそうです。
つまり現在は「障害年金」と「生活保護」という制度を併用していることになります。
お金の使い道は自由に決められる
併用する場合、「支給総額は変わらない」が、生活保護と違って「お金の使い道は受給者が自由に決められる」そうです。
・併用は可能であり、支給される総額は変わらない(生活保護の受給額から、障害年金の受給額が差し引かれる)
・金額以外の違いの一つとして、障害年金で受給するお金の使い道は、生活保護と違って、受給者が自由に決めることができる
引用:キズキビジネスカレッジ「うつ病の人への生活保護の支給条件」
だから金髪にするのも本人の自由ってことなのか!
また石丸志門さんの現在の生活は、週刊誌インタビューによると、
- 築30年、家賃3万7000円の一間のアパート
- 隔月支給の22万円ほどの障害年金と、毎月2万円少々の生活保護費でやりくりしている
と語っています。
卵かけご飯で生活
石丸さんのブログ(2023.6.30)によると、
- 電気代の高騰のためエアコンを使っていない
- 食事は卵かけご飯一択
- 野菜はスーパーで一番安い青汁を1日一本
- なんとか1ヶ月に1〜2万円貯金して美容院代や何か故障した時の買い替え代金に当てる
という生活だそうです。
生活保護という状況について、世間からの心無い声もあるようですが、本人は「皆さんが汗水垂らして収めた税金で生きていていいのか」と苦しい心情を明かしています。
苦しい生活ですね…。働けないのは障害者認定を受けるほどのうつ病のせいなのかな?
では続いて、うつ病になるに至った経緯を見ていきましょう。
石丸志門が生活保護なのはうつ病のせい・原因は性被害と最近判明
石丸志門さんがうつ病になった経緯を、本人ブログとインタビューから抜粋してご紹介します。
Jr.時代に被害に遭うが重大性の認識はなし
石丸志門さんは、14歳から3年間ジャニーズJr.として活動しており、その際に性被害にあっていたといいます。
しかし、当時は「ジャニーズでは全員が通らなければいけない道」だと考え、ことの重大性をわかっていなかったそう。
ジャニーズ退所後は、仕事をしながら、趣味のテニスを生かしてスポーツクラブでボランティアのコーチをし、教え子の女性と2004年に結婚しています(のちに離婚)。
20年前にうつ病発症も原因わからず
しかしその直後である2005年ごろ、学校教材の営業職として朝から晩まで働いていて、次第に体調がすぐれなくなり、心療内科で「激務によるうつ病」と診断されたそうです。2019年には離婚もしています。
休んで別の仕事についても、またすぐにうつ病の症状が出て、仕事を転々としたそう。この時は性被害が原因との認識はなかったそうです。
自身の被害を告白してからPTSDに
2023年3月にBBCの性加害問題の報道に衝撃を受け、自身の被害をブログで告白したところ、夜にフラッシュバックに襲われるようになったそう。
そして、以前から通っている精神科のカウンセリングで、主治医にも初めて性被害の事実を告げたところ、
- 性被害によるPTSDなのは間違いない
- 長年のうつ病も性被害によるもの
と診断され、
無意識のうちにトラウマから逃げるように生活して、心と体が悲鳴をあげ、うつ病になった
と説明を受けたそうです。
「うつ病なのに元気そうに見える」という声もあるけど?
現在は覚悟を決めて告発すると決めたので生きるモチベーションがあり、うつ病の症状は落ち着いているそうですが、「洗脳が突然解けてしまったのでPTSDがとても辛い」と綴っています。
ではなぜ「突然洗脳が解けてしまった」のでしょうか。続いて告発に至った経緯を見ていきましょう。
石丸志門はかつてジャニーズ賛美していたからこそ後悔し告発
そんな石丸志門さんが「なぜ今更告発したの?」と疑念を抱かれてしまう理由の一つが「過去にジャニーズ賛美していた」「ジャニー氏への感謝を綴っていた」ということです。
「ジャニあっく」というブログでもこれまではジャニーズ愛を語ってきて、YouTubeでも「合宿所はよかった」など内容を発信してきました。
それがなぜ一転して告発に至ったからかというと、ご本人曰く、「カウアンさんの告発を知り、40年以上にもわたってジャニー氏が虐待を続けていた事にびっくりした」そうです。
そして、自分がジャニーズのいいところだけを発信してきたことに、「自分も加害者側になってしまっていた」と深く後悔したことを綴っています。
かつての言動は今と矛盾しているんじゃなくて、ジャニーズ愛を語ってきたからこそ、後悔して告発したんですね
ジャニーズを愛して誇りに思っていたからこそ、性被害にあっていたことは「触れてはいけないこと」と考えていた被害者が多いとしたら・・
それが、この件がなかなか表に出て来なかった原因の一つなのかもしれません。
まとめ:石丸志門が生活保護なのは本当で障害年金も受給している
以上、石丸志門さんの生活保護の状況や、うつ病の発症経緯、そして過去のジャニーズ賛美などについてご紹介しました。
結論としてはこのようになります。
- 石丸志門さんが生活保護と障害年金を受けているのは本当
- 障害年金で受給するお金の使い道は、受給者が自由に決めることができる(=金髪にするのも自由)
- 20年前にうつ病発症も原因は不明だったが、性被害の告発後、性被害がうつ病の原因だったと診断された
- 告発後はPTSDに苦しんでいるが、生きるモチベーションができてうつ病の症状は落ち着いている
- かつてはジャニーズ賛美していたがそれを後悔して告発
金銭補償の内容にも関心が集まっていますが、何より被害者への精神的なケアが適切に行われるように、対応してほしいですね。