大ブームとなっている猫ミーム。
素材に新たに加わった、中華風の赤い服を着て踊る猫ちゃんが気になる方も多いですよね。
こちらは「ホドモエシティ猫」とも言われ、曲(音楽)の元ネタはポケモンですが、さらに遡ると名作映画や踊るトカゲ(ヤモリ)のミームがあることがわかりました。
今回はホドモエシティ猫の元ネタの元ネタ、さらにダンスの元ネタまで詳しくご紹介します!
ホドモエシティ猫の元ネタは?曲は2010年発売のポケモン
こちらが実際のポケモンの音楽です。
ホドモエシティには港湾ターミナルがあり、イッシュ地方各地から貨物が入ってくる港町だそう。
そのため貿易商や作業員がたくさんいたり、冷凍コンテナなど物資保管施設があるようですね。
このBGMは他の街と比べてもかなり独特で、港町だからか「多国籍感、特にオリエンタルな雰囲気を醸し出している」とのこと。
当時から「妙な中毒性がある」と話題だったそうです!
しかしこの「ホドモエシティのBGMで踊る」というミーム自体にはさらに元ネタがあるそうなんです。見ていきましょう!
ホドモエシティ猫の元ネタは「ヒックとドラゴン」のミーム
そのミームはこちらの"toothlessdancing"で、「黒いトカゲかワニのようなものが踊っている」というもの。
元になったのがこちら、2023年12月10日のYouTube動画で、名作映画「ヒックとドラゴン」のパロディ作品です。
動画の1分35秒くらいから、「ヒックとドラゴン」主役のドラゴンであるToothless(トゥースレス、日本版では「トゥース」)というキャラクターがホドモエシティの音楽で踊っています。
動画を製作した「Cas van de Pol」氏は、往年の名作をデフォルメしたブラックユーモア溢れる動画を上げ続けてきた有名な方だそう。
このシュールさや作品・BGM・作者の知名度などから途端にバズり、世界中に拡散されミームとなりました。
ちなみに「ヒックとドラゴン」は2010年公開の作品。日本ではそれほど大ヒットした訳ではないのですが、北米では大ヒットし、コアなファンがいるようですね。
ホドモエシティ猫の元ネタの元ネタは「踊るトカゲ(ヤモリ)」
こちらは2019年にYouTubeに公開された「Lizard dances to Pokemon but its actually synced」(和訳:ポケモンで踊るトカゲだが実際には同期している)。
動画の説明欄には「元のビデオが音声と同期していないのが気になったので、自分で同期しました」と書いてあります。
コメント欄にある英語コメントを翻訳すると
toothlessミームが存在し、これがあのアニメーションの元になったオリジナルであることを誰も認めていないという事実
というものもありました。
偶然かはわかりませんが、あのヒックとドラゴンのパロディよりも先に公開されていたことは確かですので、
「ホドモエシティで踊る」というミームの本家はこの「ポケモンで踊るトカゲ」だったと言えますね!
踊るトカゲ自体の元ネタは「踊るヤモリ」
2018年9月に「ヤモリ踊りを少しいじりたくなった…」として軽快に踊るヤモリがTwitterに投稿されたもので、これが世界中で注目を浴びたようですね。
先ほどの「ポケモンで踊るトカゲ(Lizard)」は、この「踊るヤモリ」に音楽を付けたものだったのですね。
ということでミームの原点、本家はこちらだったといえるでしょう。
ホドモエシティ猫のダンスの元ネタは科目三(ナルト)ダンス
ホドモエシティ猫は、くねくねした面白いダンスにも惹かれる方が多いようですね!
このダンスは「科目三」(かもくさん)と呼ばれていて、中国の広西壮族自治区で開かれたある結婚式の動画をきっかけに、中国で大ブームとなったそうです。
そして先ほどの動画の方たちがこの科目三ダンスで一番有名で、よく日本のアニメ「NARUTO」のコスプレをして踊っていることから、「ナルトダンス」とも言われています。
ホドモエシティ猫のミームには、ダンスの元ネタもあったのですね!
まとめ
以上、ホドモエシティ猫と呼ばれる中国の赤い服を着て踊る猫の元ネタをご紹介しました。
- 音楽の元ネタは2010年のポケモンブラック・ホワイトの架空都市「ホドモエシティ」のBGM
- 「ホドモエシティで踊る⚪︎⚪︎」の元ネタは「ヒックとドラゴン」のパロディ(Toothless dancing meme)
- さらに元ネタは2019年の「ポケモンで踊るトカゲ」
- さらに元ネタは2018年の「踊るヤモリ」
- ダンスの元ネタは中国発のダンスミーム「科目三(ナルトダンス)」
このように、ホドモエシティ猫はいろいろなミームにルーツがあるものだったことがわかりました。
▼他の猫ミームの元ネタなどはこちらからどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。